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■野口レポート

No.114 ほめることの大切さ (平成18年3月)

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もう20年になりましょうか、年に3回位で済むからと地元玉川小学校PTAの会計監査を依頼され、引き受けたのが運の尽き(ツキ)、気がついたらPTA会長になっていました。
女性の世界も初めて知りました。女性の素晴らしさ難しさ、組織の運営など多くの勉強をさせていただきました。楽しいこと辛いこともありましたが、この経験はその後の人生に大きな影響を与えてくれました。
役員さんの人事は新会長の避けて通れぬ試練です。年度末には作戦会議とお願いの日参が続きます。だが、簡単には引き受けてくれません。5時間かけて説得したお母さんもいます。“途中であきらめない”この粘りと経験は今の仕事に役立っています。
会長は何をすればよいかを考えました。役員さんの持ち味を活かせる環境を作ることが仕事だと思いました。PTAには個性の強いお母さんが集まります。別な言い方をすれば優秀な人です。
私は不器用でウソのつけない人間です。だからお世辞は言えません。心で感じたことならばそのまま言葉に出てきます。お母さん達からは「ほめ殺しの賢ちゃん」と言われました。
役員のお母さんは素晴らしい人ばかりでした。今では玉川小学校の伝統となっている「あいさつ運動」や、厚木玉川小学校との「姉妹校締結」など、大きな事業ができたのはこのお母さん達のおかげです。


どんな人にも必ず良いところがあります。企業や団体のエライ人に必要なことは、部下や職員の良きところを認め(見抜き)ほめてあげることです。活かせる環境を作ってあげることです。
子どもはその典型です。子どもの心眼は親のウソやお世辞は一瞬にして見抜きます。親や教師が大らかな感性を持ちほめてあげることです。二歳の子どもでさえ自分の履物をそろえます。大事なことは心からほめてあげることです。
野口塾に土地家屋調査士の髙橋一雄さんと、借金と相続の専門家内藤雄さんがいます。髙橋さんは社員20名ほどの測量会社の社長です。測量を総合コンサル業と捉え業務に取り組んでいます。
調査士は単なる測量屋でなく、人間力を要する高いレベルの職業です。髙橋さんは実にいい仕事をしてくれます。私はいつも言います。「日本一の調査士さんですよ」お世辞でなく心からそう思うからです。
内藤さんは金融の経験と知識を活かし、借金リスクアドバイザーとして、講演や多重債務者救済に活躍しています。我の強さが内藤さんをここまで支えてきました。
我は捨てられない、無理に変える必要もない、良いものを積み重ねていくことが大切と言い切ります。内藤さんの情熱と優しさにはいつも感動します。励まされ、借金から人生を取り戻した人は何人もいます。
その内藤さんにほめられました。「塾長は、人を育ててしまう。そこがすごいところですよ」。ほめられて悪い気がする人はいません。ほめ上手に、ほめられ上手が人を成長させてくれます。

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