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■野口レポート

No.196 不易流行の生き方 (平成25年1月)

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ある月刊誌の言葉に目がとまりました。不易流行(ふえきりゅうこう)です。以下は抜粋です。「不易とは変わらないことである。時代がいくら変わっても不変なものがある。変えてはならないものがある。流行とは、時とともに移り変わっていくもの、変えていかなければならないもののことである。
不易流行は人生の原理である。世の中は不易流行のバランスの上に成り立つ。変えるものと変えてはならないものをどう見極めるか、そこにあらゆる生命の盛衰がかかっている。」
「何百年も続く老舗を観察すると、共通のものがあるように思える。 1つは創業者の理念を大事にしていること。その時代のトップが常に創業の理念に命を吹き込み、その理念を核に時代の変化を先取りしている。 2つは情熱がある。永続企業は社長から社員の末端までが目標に向け、情熱を共有している。  3つは謙虚。慢心、傲慢こそ企業発展の防げになることを熟知し、きつく戒めている。 4つは誠実。誠のない企業が発展した試はない。」
言い換えると、これらの要件に欠けている企業は、長くは続かないと言うことです。政治の世界や、他の組織に置き換えても、同じことが言えるでしょう。毎年多くの会社が設立されています。だが、30年後に残る会社はわずかです。
 

GSを廃業し、足掛け20年になろうとしていています。相続に特化した不動産業者として開業し、まもなく18年になります。お手伝いさせていただいた相続案件も1000件を超えました。
世間からも相続の実務家として、少しは認めていただけるようになりました。相続の相談や仕事の依頼も増え続けています。これも頂戴した多くのご縁と、誠実に一歩一歩を積み重ねてきた結果と思っております。本当にありがたいです。
18年間一貫して言い続けてきた言葉があります。「感謝の気持ちと譲る心の大切さ」です。意識はしていませんでしたが、これは不易です。変えてはならないものです。時代がいくら変わってもこれだけは不変でした。
相続にも対応できる不動産業の必要性を感じ、いち早く相続に特化し、仕事の展開をしてきました。これは流行です。つまり、不易流行は自分の生き方だったのです。
不易流行の生き方をしていると、周りには同じような生き方をしている人が集まってきます。借金と相続の内藤 雄さん(昨年逝去)、介護と相続の西川博章さん、不動産と相続の中條 尚さん、都市農家と相続の平井利明さん、瞑想・座禅と相続の中島 誠さん。
まだまだいます。これらの仲間に共通していることは、相続に対する変わらぬ理念と情熱、そして謙虚な気持ちと誠の心です。
2013年も、そんな仲間と一緒に学べ、仕事ができるよろこびを感じます。どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。

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