■野口レポート
No.118 NPO法人 相続アドバイザー協議会 (平成18年7月)
NPO法人 相続アドバイザー(SA)協議会の芳賀則人理事長が発行している東京アプレイザルニュースがあります。芳賀氏はそのなかでSA協議会と仲間たちを次のように語っています。
「私は常に心がけていることがあります。それはいつも謙虚であり続けることと感謝を忘れないことです。そして不正義は許さないことです。自分一人の力は、たかが知れています。しかし思いを同じくする多くの仲間たちと一緒であれば多少の困難は乗り切れます。そんな良き仲間と出逢えたことに改めてありがとうございます。と言いたいのです。
うばい合えば足らぬ、わけ合えばあまる
うばい合えば憎しみ、わけ合えば安らぎ ―相田みつを―
この言葉が日本人全員に染み渡るまで、我が協議会の活動は続くのでしょう」。と言葉を締めくっています。
もう7年ほど前になりましょうか、芳賀氏からSA協議会立ち上げの誘いを受けました。相続の幅広い知識と人間力と倫理観を持った専門家を養成し、相続で悩んでいる人、困っている人に少しでも役立ち、しいては社会に貢献することができればとの話でした。
思いは全く同じ、二つ返事で引き受けました。このSA協議会が、その後の人生に大きな影響を与えるとは知る由もありません。
芳賀氏の「徳」に得を求めない仲間が集まりました。理念を忘れず、信念を曲げず、情熱を失わず、今日まで続けてまいりました。
今では、北海道から沖縄まで会員263名と全国的な組織となりました。役員・評議委員も人間味あふれる人ばかりです。見返りを求めることなく同じ思いで運営にあたっています。
SA養成講座も第10期をむかえ、25講座と内容も充実してまいりしました。著名な講師陣に加え、内藤 雄氏(借金と相続対策)・平井利明氏(都市農家と相続)・田中康雅氏(相続人の確定と戸籍、登記簿の読み方)・中條 尚氏(不動産業と相続)・髙橋一雄氏(相続と測量)・佐藤健一氏(相続税の計算)が講座を担当します。
実はこの6名はこの講座の受講生です。知識を深め、心の勉強も怠らず、ひたすら精進を重ね自ら講師を務めるほど力をつけました。実務を交えての講義には説得力があります。
人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に―。 森信三 語録
この6年間、SA協議会を通しすばらしい方々と多くの出逢いがありました。頂戴したご縁は私のかけがえのない財産です。
五十路を前に天職に出逢い、還暦を過ぎて骨を埋めるところが見つかりました。なんとありがたいことか、全国のSAの皆様バンザイ、相続アドバイザー協議会バンザイです。
新贈与は生前の遺言執行 (平成18年6月) ≪前へ次へ≫ 相続を成功させる秘訣 (平成18年8月)
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