■野口レポート
No.190 分身をつくる (平成24年7月)
小田原に相続のお弟子さんで、不動産&行政書士の中條 尚さんがいます。早朝7:00~8:00まで、中條さんが先生となり、月1回の相続早朝勉強会(無料)を行っています。
いつも連絡なしで訪問しビックリさせてしまいます。先日も早朝5:00に川崎を出発し突然にお邪魔しました。この早朝勉強会も毎月欠かすことなく続け、この9月で7年目をむかえます。
生徒さんが一人しか来ない時もあったそうです。だが、今は相続を学ぶ熱い想いの生徒さんで教室はいっぱいです。
勉強会のあと一言お話しをさせていただきました。 「相続で多くの人にお役に立つには自分一人では限界があります。自分の分身をつくれば多くの人を救えると思いました。
中條さんは私の分身です。私の持っている、知識、ノウハウ、理念、全てを伝えてあります。相続で何か解らないこと、困ったことがあったなら、中條さんに相談してください。中條さんの言葉は私の言葉です。」 生徒さんに私の想いをお伝えしてきました。
主宰している野口塾のなかに相続専科があります。高田馬場で行われている相続アドバイザー養成講座、第1期、第2期の受講生のなかから、何となく気になった3人を選び、平成13年に立ち上げた月例の相続実務を勉強する私塾です。
事務局を通し質問をしてくれた内藤 雄さん。介護と相続で地域ナンバーワンを目指している西川博章さん。人一倍勉強熱心で誠実な質問魔の中條 尚さん。そして息子と私の5人です。偶然(必然かも)にも5人のイニシャルは全てNでした。
当初は寺子屋状態だった相続専科も理念に賛同し、資格に人格を備えた各専門家が塾生として次第に集まり、実務の研鑚をかさね、今では総勢33人の相続実務家集団へと進化しました。
昨年行われた野口塾10周年を祝う会で、11年前の第1回勉強会冒頭で話した私の言葉を、内藤さんがメモに残してくれてあり、塾生の皆さんに紹介してくれました。
◎ この3人は、人柄、熱心さで選んだ。
◎ 自分の持っているノウハウを全て伝えたい。
◎ 自分と同じ考えの人を後継者として育てることを、自分のこれからの仕事(生きがい)としたい。
◎ 人によろこんでもらえる仕事をしてほしい。いい仕事をすればお金は必ずあとからついてくる。
◎ 会費は いっさい いらない。
◎ いつか私の考えを次の代の人に伝えてほしい。
◎ どんなことでも聞いてくれ。
教える方も教わる方も、3時間休憩なしの真剣勝負でした。この想いは今も全く変わりません。分身が分身をつくり、相続で不幸になる人を一人でも減らせたら、塾長としてうれしい限りです。
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